はじめての箔表現/京都スクーリング 植物制作

先日京都では2年次配当科目の植物制作のスクーリングが行われました。
以前行われた植物写生のスクーリングで描いた百合の花をもとに作品を制作しました。

お寺などの天井画で、格子状のフレームの中に円形の窓のような構図で植物が描かれたものを見たことはありませんか?→参考画像
今回の授業ではそういった天井画の形をイメージした装飾的な作品をつくりました。

今回の授業で初めて箔を使って作品をつくるので、箔表現の方法もしっかり学びます。
基本的な金箔の貼り方にはじまり、面ぶたによるマスキング、下地の色や凹凸を活かした表現や、砂子など。様々な箔表現を作品に取り入れました。

金地に鮮やかな色彩で描かれた百合の花はとても華やかで、日本画の絢爛豪華な一面を知ることができたのではないでしょうか。
実際の天井画と同じように天井に並べることはできなかったですが、合評でイーゼルにずらりと作品が並んだ様子は圧巻でした。

西嶋先生の手元をスクリーンに映しながら
箔の貼り方をレクチャーしました。

箔の下地に絵具で凹凸を作っておくと模様が立体的に表現できます


面ぶた(マスキング)をしておくことで、キレイな円形が残せます



花の部分も丁寧にかきこんでいきます

太田先生による指導の様子

西嶋先生による指導の様子

砂子を蒔いてより装飾的にしていきます

合評の様子