1年次テキスト科目の紹介

前回の1年次スクーリング科目の紹介に続いて、入学を検討されている方に向けて日本画コース1年次のテキスト科目をご紹介します。

テキスト科目は大学で受けるスクーリング授業とは違い、シラバスや学生専用サイトに公開される資料などを参考にして自宅で取り組み、成果物を大学に提出する科目です。
授業日程が決まっているスクーリングと違い、自分の好きなタイミングで課題に取り組むことができます。

ここからは参考作品として学生専用サイトで公開してる学生さんの作品をお見せしながら、どんな科目があるのかご紹介します。


【日本画演習Ⅰー1 第1課題 鉛筆写生(リンゴ・バナナ)】
絵を描く上での基本になる鉛筆写生の課題です。モチーフはリンゴとバナナを1個ずつとシンプルですが、鉛筆の濃淡だけでリンゴとバナナの色の差を表現したり、質感や立体感を表現したり、描いてみると奥が深いモチーフです。







【日本画演習Ⅰー1 第2課題 色鉛筆写生(サツマイモ・タマネギ・皿)】
色鉛筆での写生です。サツマイモ・タマネギという個性的な自然物にお皿という人工物が加わって質感の違いがさらに複雑になります。色えんぴつを塗り重ねて複雑な色の変化や、モチーフの特徴を表現します。







【日本画演習Ⅰー2 第1課題 色鉛筆写生(ワインボトル・フランスパン・果物野菜)】
この課題でも質感の異なる3種類のモチーフを描きます。縦に長いワインボトルや横に長いフランスパンは構図をしっかり考えて画面に配置しないとバランスの悪い絵になってしまいます。
この課題で描く果物・野菜の種類やワインボトルの銘柄は自由なので、同じ課題でも違う雰囲気の作品が増えてきます。







【日本画演習Ⅰー2 第2課題 色鉛筆写生・日本画制作(野菜)】
自由に選んだ複数個の野菜を色鉛筆で写生して、それを元に水干絵具・岩絵具を使って日本画を制作します。
1つの課題の中で2枚描くというかなりボリュームのある課題です。同じモチーフを画材を変えて描くので、それぞれの技法や表現方法の違いも自然と感じられると思います。







いかがだったでしょうか。

テキスト科目は履修の仕方も人それぞれで、スクーリングを受講して教員の指導を受けてから復習を兼ねてじっくりテキスト科目に取り組む方もいれば、スクーリングと並行してテキスト科目をどんどん進めていく方もいます。
自分の実力や時間の都合に合わせて履修を進めていけるのが、通信制のいいところですね。

1年次科目はスクーリング科目もテキスト科目もはじめのうちは鉛筆と色鉛筆を使った写生が中心なので、絵を描くということを基礎から学んでみたいという方にも日本画コースの課題内容はおすすめです。2年次以降はスクーリング科目もテキスト科目も日本画制作の課題が中心になっていきます。

2年次以降の授業の様子が気になる方は、ぜひ過去の記事もご覧ください。