水干・岩絵具制作スクーリングa 京都

京都では水干・岩絵具を使った制作のスクーリングが行われました。

一年生配当科目ではこれまで鉛筆・色鉛筆写生で基本的な描写を行ってきましたが、今回のスクーリングでついに絵具を使った制作を学びます。色鉛筆写生のスクーリングで描いた野菜・果実の絵を下絵に、6日間のスクーリングで日本画制作の基本を学びながら作品を完成させました。

日本画制作は下準備を含め制作手順がいくつもあり、ドーサ引き(紙のにじみ止め)、骨描き、胡粉作り、水干・岩絵具の使い方、等々覚えることもとても多いのですが、皆さん一つ一つの過程に集中して取り組まれていました。

初めて使う画材に戸惑う方もいらっしゃいましたが、楽しく意欲的に制作をされている方が多かったです。これからのスクーリングやテキスト課題でも絵具を使った課題が増えてくるので、今回学んだことを基礎に制作に励んでいただけると嬉しいです。

↓↓↓以下、今回の授業の様子です。

佐々木先生の説明から授業が始まります。
今回は先生方の手元を映すスクリーンが用意されました。

ドーサ引き(紙のにじみ止め)の様子。
紙の表と裏、計2回引きます。

後藤先生による胡粉つくりの説明です。

下絵を転写し、骨描きを行ったあと、
モチーフの陰影を墨で描いていきます。


佐々木先生による絵具の使い方のレクチャー。


色鉛筆写生では描かなかった背景にも色をつけていきます。


合評の様子。
初めての日本画制作とは思えない素晴らしい作品が並びました。