【鉛筆写生/京都】はじめてのスクーリング授業

昨日、京都では1年次科目の鉛筆写生のスクーリングが開催されました。

この鉛筆写生の授業が、今年度入学した新入生が一番最初に受講できるスクーリング授業です。
日本画コースといっても、いきなり岩絵具や膠などを使った日本画制作を行うのではなく、これからの授業や課題の基礎になる、鉛筆写生の授業からスタートします。

写生のモチーフはレンガ、ニンニク2個、ガラスコップ、布です。
画面に描く構図を考えながら、各自のテーブルの上でモチーフを配置します。
構図が決まったら、モチーフの大きさや形の違い、表面の質感や重さの違いなどを観察しながら画面に描いていきます。

今回受講された皆さんは、写生が初めてという方、中学生のころ以来40年ぶりに写生をしたという方、普段はイラストを描かれているという方など、美術に触れた経験もさまざまでした。
最終日の合評では難しかったという感想の方が多かったですが、完成した作品はいずれも最後まで粘り強く描かれた力作ばかりでした。

はじめてのスクーリング授業ということで、はじめのうちは少し緊張感もありましたが、2日間の授業が終わる頃には、大学で美術を学ぶ楽しさを感じていただけたのではないでしょうか。
今後の授業も楽しみながら取り組んでいただけると嬉しいです。


モチーフの配置の仕方も皆さんそれぞれに個性が出ます。


広い教室で感染症対策もしかっり実施してスクーリング授業が開講されています。

佐竹龍蔵先生によるレクチャーの様子。

上田調先生によるレクチャーの様子。








合評では他の作品と見比べることで、それぞれの成果や課題が見えてきます。

佐竹先生による合評の様子。

後藤先生(左)と上田先生(右)による合評の様子。