先日、京都で3年次科目の風景写生のスクーリング授業が行われました。
今年は全国的に思わぬ早さで梅雨入りしてしまい、スクーリング期間中の天気が心配でしたが、晴れた日もあり天気によって見え方が変わる様々な風景を目にすることができました。
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古都京都のイメージとは少し違いますが、山に囲まれ自然が豊かなところも京都の魅力の一つです。 |
風景写生は京都のみで開講されている科目です。
瓜生山キャンパスがある左京区を走る叡山電鉄の、出町柳駅から鞍馬駅・八瀬比叡山口駅までの広大なエリアから好きな場所を選んで写生をします。
自然の景色だけでなく、下鴨神社や鞍馬寺山門などの神社仏閣、線路沿いの街並みなど、描くことができる対象は様々です。
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久野先生(左)による指導の様子。学生が写生している場所を目指して教職員も移動します。 |
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大きな紙を地図のように広げて写生をします。 |
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水彩絵具など様々な画材を使って写生します。 |
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池庄司先生(右)の指導の様子。雨が降ってもお構いなし、日本画コース随一のハードな授業かもしれません。 |
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こちらの方はいろんな画材を使って描かれています。 |
計4日間のスクーリングで素晴らしい写生が完成しました。
今回の風景写生を元に、次のスクーリング授業からは日本画制作へと進んでいきます。
スクーリング最終日には教室で念紙(ねんし)づくりのレクチャーも行われました。念紙は水干絵具と日本酒で作るカーボン紙のような転写用の紙です。大下図(草稿)から本紙に転写する際に使用します。
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山田先生による念紙づくりのレクチャー。授業中のテーブルに堂々とお酒が置いてあって少し不思議な光景です。 |
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教室では日本画制作に向けたアドバイスも行われました。 |
授業が終わって日本画研究室に帰ってきた先生方もいつもよりお疲れのご様子でした。
体力的にハードな授業だったので学生の皆さんもしっかり休息してくださいね。また次の風景制作のスクーリングで元気にお会いしましょう。