【色鉛筆写生/京都】初夏を彩るはじめての色鉛筆写生

先週末、京都で1年次科目の「色鉛筆写生」の授業が行われました。前回の鉛筆写生が終わってから一週間で早くも次の科目です。

色鉛筆写生のモチーフはカボチャとオクラ2個です。モチーフ全ての色を白黒で表現する鉛筆写生と違い、実際のモチーフ通りに色を塗ることができるので、ある意味では鉛筆写生よりわかりやすい課題かもしれません。
ただし、色鉛筆をそのまま塗るだけではモチーフと同じ色にはならないので、様々な色を塗り重ねることで本物に近い色味を表現していきます。
例えば、オクラやカボチャの皮などは一言で言えば緑色ですが、よく見ると両者の色味には大きな違いがあります。違いを出すためには緑だけでなく、紫・赤・青・オレンジ・黄などの全然違う色も塗り重ねる必要があります。
こんな色を使うの?という驚きの声も上がり、学生の皆さんの多くは色の扱いに苦戦されていましたが、考えながら色を選び、塗り方を工夫して、とても美しい色彩で描かれていました。


後藤先生によるレクチャーの様子。

まずは鉛筆でモチーフの形を描いていきます。

色鉛筆はいきなり濃く塗り始めずに、色を変えながら少しずつ塗り重ねます。

みなさん真剣にモチーフと向き合っています。

色を決めるときは事前課題で作成した色見本(写真下)も参考にします。



上田先生によるレクチャーの様子。制作の段階に応じてその都度指導します。

今回描いた色鉛筆写生を元に、後日別の授業で日本画制作を行います。
最終日には個別講評を行い、今回描いた写生への指導や評価だけでなく、次の日本画制作へ向けたアドバイスなどを行いました。
はじめての日本画制作も楽しみにしていてください!

佐竹先生による個別講評の様子。

後藤先生による個別講評の様子。日本画制作で描く際の構図を相談しながら決定しています。


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話は変わりますが、ご自宅で取り組むテキスト科目も、今年度入学された多くの皆さんから積極的に提出いただいています。
6月はテキスト科目の提出受付けが無いので、これから提出される方は時間を使ってじっくり課題に取り組んでみてください。
次の提出月は7月です。みなさんから送られてくる作品を楽しみにお待ちしております!