京都スクーリング「色鉛筆写生」

投稿が遅れてしまいましたが、先日京都では色鉛筆写生のスクーリングが行われました。
前回の鉛筆写生に続き、1年次科目の2回目のスクーリングです。

今回のモチーフはカボチャ1個とオクラ2個。これらのモチーフを色鉛筆を使って着彩写生を行います。
鉛筆写生同様に、先生方から画材の使い方や制作の進め方など実演をまじえた説明があり、そのあと実際にモチーフを並べて描き始めていきます。

色鉛筆写生ではモチーフの形の正確さももちろんですが、色調が単調にならないように色を変えながら丁寧に塗り重ねていくことで、深みのある色彩や野菜の瑞々しい質感表現を目指します。
色鉛筆写生が初めてという方も多かったですが、鉛筆写生とは違った難しさや楽しさを感じていただけたのではないでしょうか。皆さんとても素敵な色合いの作品を描かれていました。

そして実は、今回描いた色鉛筆写生をもとに、今後の日本画Ⅱー1というスクーリング授業で日本画制作を行うことになります。写生から日本画制作へというプロセスの大切さを、二つの授業を通して感じていただけると幸いです。
どんな作品が完成するのか、今からとても楽しみです。

モチーフを配置したらまずは鉛筆で描き始めます。

カボチャの断面も細かく描き込んでいますね。

後藤先生によるレクチャーの様子。

色に深みが出るように、いろんな色を組み合わせて混色していきます。

田中先生による指導の様子。


教室に展示されている参考作品を見ながらお話をされています。
学生さん同士の意見交換もとても大切な時間ですね。


スクーリング最終日には次回の日本画制作に向けて
構図などの個別相談を行いました。