【剥製写生/京都】見て、描く、を突き詰める

先日、京都で行われた2年次配当科目「剥製写生」のスクーリング授業の様子をお届けします。
この授業では、続く「剥製制作」で描く作品の下絵になる色鉛筆写生を行います。


モチーフは日本画コース研究室にあるたくさんの鳥類剥製の中から、自分が描きたい剥製を選びます。
これまでの授業ではグラスやレンガなどの無機物、野菜や花などの植物を写生してきましたが、動物(と言っても剝製ですが…)を描くのはこの授業がはじめてです。

絵を描き始める前に、骨格や羽毛など鳥類の体の構造を知識として学んでから実物を観察します。
モチーフをただ見て描くのと、構造を理解してから描くのとでは、見え方が全然違ってきます。

教室には鳥類図鑑も置いています(左:鳥山先生)

じっくり観察しながら描き始めます

学生の皆さんは真剣なまなざしで、羽毛の一枚一枚、毛の一本一本まで、じっくり観察して丁寧に描き込まれていました。







合評の様子を見ると、まるで図鑑の原画のように様々な種類の鳥がずらりと並びました。
これまでの課題の中でも特に細密に描かれた写生から、どんな作品が制作されるのかとても楽しみです。

合評の様子

合評の様子(左:木田先生、右:後藤先生)