教員紹介 vol.2 山田真澄 先生

毎回、本学通信日本画コースの教員お一人をピックアップし、
作品と共に本ブログ上でご紹介していくこの新企画。
第2回は、山田真澄先生です。
京都・東京共に、お会いする機会は多いと思います。
今回は先生の比較的近作の中から、
5作品
先生ご担当の風景制作のみならず、植物・天井画制作にも
とても参考になる作品群ご紹介頂きました。
--------------------------------------------------------------------------- 


山田 真澄  Yamada Masumi

 担当科目:京都模写、2・3年次科目、卒業制作















ふと、描きたくなる。心魅かれるものを描いて来た。最近、今更ながらなぜ描きたかったのか考えるようになった。今の瞬間をとどめるために?繋げたいから?たぶん大きな時間の中で、描くという特性を得た私にはこれが役割のようなそんな気がして、筆を動かしているんだと思う。

--------------------------------------------------------------------

【作品紹介】


光降」 2014年 P12
空から地へ光となって降り注ぐ。それは命の受け渡しか。





春光」 2014年 SM

受け取られた光は大地に蓄えられ、生きる力となって咲き誇る





」 2014年 F4
そしてまた光となって空へ還る。



 


あしおと」 2011年  150×75cm

壁を前に立つと背中に多くのあしおとを感じる
この壁はどれほどのあしおとを聞いて来たのか。




昇流」 2014年 F20


天と地は無数の光となって命のやり取りをしている。



--------------------------------------------------------------------
【プロフィール】


山田 真澄 (ヤマダ マスミ)

画歴
1990年 東京芸術大学大学院保存修復技術日本画修了
1989年 院展入選
2003年~「寧楽の風」奈良在住作家展出品 近鉄百貨店上本町
2005年~「大和路風景」展 出品 近鉄百貨店奈良
2008年 「大和の四季」20人展 出品 近鉄百貨店奈良
2011年 「唐招提寺金堂荘厳展」多摩美術大学美術館
2011年 個展「邂逅」山田真澄日本画展 近鉄百貨店奈良


参画事業
20035 国宝唐招提寺金堂彩色調査参画
20069 国宝唐招提寺金堂彩色復元事業参画
2011  国宝薬師寺東塔内修理解体前調査剥落止め参画
2013~ 国宝薬師寺東塔初重内彩色調査参画
2014~ 重要文化財長福寺本堂内彩色調査参画



現在 京都造形芸術大学大学日本画コース 准教授