教員紹介 vol.4 忠田愛 先生

毎回、本ブログ上で本学通信日本画コースの教員お一人を
ピックアップし、作品と共にご紹介していくこの企画。


第4回は、
忠田愛先生です。
現在京都の瓜生キャンパスではⅤ-1人物写生が開講中ですが、

忠田先生にはその京都・人物写生スクーリングと、それに続く
制作スクーリングでお会いできます

今回は、人物課題に取り組まれている方には特にご覧
頂きたい
人物画中心の5作品をご紹介頂きました。
画像ではなかなか質感までは判りづらいですが、表現に寄り添う
絵肌にも注目です。

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忠田 愛  Chuda Ai
 担当科目:1, 
3年次科目















(撮影:山口卓也)





陽と月の織りなす世界に生をうけた。
私は、私のはじまりのことを思う。

命の底をのぞきみると、
そこには樹が立ち、魚が泳ぐ。
四つの足が、土を踏みしめる。

決して目には見えない。
静かに感じる事でしか触れられぬ、
かすかな原初の記憶。

この世の理(ことわり)は不思議に満ちている。

目の前のものを見つめること、
ささやかな日々の営みの中には、
己の出自へつながる水脈が流れている。



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【作品紹介】


朱夏」 2013年 4号

























海にうかぶ一艘の舟のような葡萄のうつくしさ。
人も動物たちも、花や実も、大きな流れのなかを旅していることを感じます。







櫂を漕ぐ」 2014年 50号


























櫂を漕ぐ」 2014年 100号









































遠い昔から流らう八重の連なりに櫂を漕ぐ。
存在は境のない生と死の揺らぎを渡る
一葉の舟の物語にも似てー。




空うつす舟」 2015年 10号



















(撮影:山口卓也)







おおきな自然の中に生きて死んでゆくすべての存在を思う時、
その存在の内にもひとしく、空や森のような豊かな自然が満ちているような気がします。








ワーセレス」 2015年 20号




























エンジンや羅針盤に頼ることなく、鳥や波、星月などから方角を読み解く古代の航海術。
受容するうつわと揺るぎないこころ、そんな舟を内にもつ人を描きたいと思いました。
ワーセレス・・・風の舟の意




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【プロフィール】



忠田 愛 (チュウダ アイ)

1981年 大阪府生まれ
2000年 同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻 中退
2006年 個展(ギャラリー風/大阪)、イタリア短期留学
2007年 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修士 修了
      修了制作展 大学院長賞・混沌賞受賞
      第11回新生展 新生賞受賞
2008年 個展(ギャラリー歩歩琳堂/兵庫)
       個展(neutron kyoto/京都)
2009年 個展(新生堂/東京)
       個展(neutron tokyo/東京)、
       個展(ギャラリー歩歩琳堂/兵庫)
       第2回京都日本画新展 優秀賞受賞
2011年 個展(atelier mattisse/熊本)
2012年 平和堂財団新進芸術家奨励賞受賞
       個展(ギャラリー歩歩琳堂/兵庫)
2013年 個展(Galleria Ponte/石川)
       個展(ギャラリー歩歩琳堂/兵庫)
       第8回菅楯彦大賞展
2014年 個展(ギャラリー枝香庵)
       個展(ギャラリー歩歩琳堂/兵庫)
       第9回前田寛治大賞展
2015年 美の予感2015(高島屋日本橋・横浜・大阪・京都・新宿・名古屋店美術画廊)
       個展(高島屋大阪店ギャラリーNEXT)

【Collection】京都造形芸術大学、 京都大学、 ベネトン財団、大津市北消防署