東京日本画学習会 第4回学習会「工房見学」 活動報告

東京日本画学習会の方から、活動のご報告頂きました。
とても楽しそうな企画！
本ブログでもご紹介したいと思います。


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東京日本画学習会　第四回学習会報告「初めての工房見学」

学習会でよく出てくる話題の一つが、筆や絵具のことです。

そこで、７月15日（水）の第四回学習会は、老舗の画筆店と、日本画画材専門店の協力をいただいて、筆と岩絵具の学習をテーマに行いました。

午前中は外苑キャンパスで、筆屋さんによるレクチャーと筆制作の実演。材料になる様々な動物の毛の手触りを体験し、平筆作りを見せてもらいました。職人さんの手慣れた技を、皆で取り囲んでじっくり見学し、多種多様な筆の特徴や用法の説明には、次から次へとたくさんの質問が出ました。

スクーリングで同様の見学を経験したという在学生もありましたが、卒業生を含め、初めて！という人が多く、また、学習経験が進んでからの今回の見学でやっとわかって良かった！という声もありました。

午後の上野湯島の両店への見学希望者も30余名と多人数で、小さな店には入りきれないので、４グループに分けてのタイムスケジュールを決めて動きました。

画材店二階の絵具作り工房では、ご主人から、岩絵具材料の原石を見せていただき、群青や朱の入手が厳しい現状をうかがい、各材料からどのような絵具が、どんなふうに作られていくのかの説明を受けました。貴重な岩絵具の原石の数々に目を見張り、天然岩絵具の瓶がずらりと並ぶ工房でのレクチャーで、一同また制作意欲を刺激されたようです。

猛暑日に、大勢で移動しての見学は、熱射病が心配でしたが、入念な計画が功を奏したのか、無事楽しくとても有意義な学習会になり、ほっとしています。

第5回学習会は、秋（９月か10月）に、モデルデッサン会を行うつもりです。学習会への見学や入会希望の方はどうぞご連絡ください。

　　　東京日本画学習会　 メールアドレス　nihongatokyo.sc@gmail.com

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筆作りの実演

絵具作り工房でのレクチャー

筆作りの実演