教員紹介 vol. 6 行近壯之助 先生

毎回、本ブログ上で本学通信日本画コースの教員お一人を
ピックアップし、作品と共にご紹介していく企画。
第6回は、行近壯之助先生です!

先日、本ブログでもご案内致しました「渺渺展 日本画小品展」〜7/22 での展示を終えたばかりの行近先生。会場で実際に先生の作品をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
現在、東京・外苑キャンパスは、先生ご担当の人物制作スクーリング真っ只中ですが、
今回は人物をモチーフとされた作品に限らず、心象的に昇華された5作品をご紹介頂きました。卒業制作に取り組まれている方にも、是非参考にして頂きたい作品群です!

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行近 壯之助  Yukichika Sounosuke
 担当科目:3年次科目

















心惹かれる魅力の不思議の源を探し、さ迷い辿り続け、描いています。




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【作品紹介】





『SHOW』  2007年  150号P



























長く短いゆめまぼろし。
サーカスは儚く、果てしない夜空に映えます。




『引力』 2008年 150号F























受け継ぎ伝えることのみが引力にあらがえることと実感し、死生観を絵にしたく描きました。





『原生』 2012年 60号P



























生まれ育った土地を或る日尊く感じることが出来、氏神様の御神木を描きました。





『鎮魂 御魂振り』 2012年  8 号F



























天の岩戸神話の解釈は鎮魂祭につながると言われるそうで、鎮魂祭は「みたまふり」とも呼ばれ、身体から遊離しようとする魂を招き寄せ、
ふたたび身体の中に鎮める神事だそうです。
魂の再生・新生をはかるかの様なアメノウズメノミコトに心惹かれます。





『天岩戸』 2015年 50号F






























天の岩戸開きは天上界での神話ですが、高千穂には御神体として祀られている天の岩戸があります。
国の始まりの頃に心を遡らせ、更に天上界と地上を行ったり来たりし、どの様に描くか分からなくても描きたく、考え考え描きました。





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【プロフィール】


行近 壯之助 (ユキチカ ソウノスケ)

1966  東京都生まれ
1988  日展初入選 (以降'91,’93,’95,’96,’98,’99,'00,’01,’04,’07,’08,'12,'13, '14入選)
1989  多摩美術大学日本画専攻卒業
1990  東京セントラル美術館日本画大賞展入選(以降'92入選)
1991  日春展初入選(以降'96, '09, '10, '11, '13, '14入選)
1994  上野の森美術館大賞展佳作賞受賞 (以降'95,'96,'97,'99,'02入選)
2000  行近壯人・壯之助父子競作展 (そごう広島店)
2001  渺渺展(藤屋画廊)~'08(東京銀座画廊・美術館)'09~現在
2008  日春展奨励賞受賞 (以降'12受賞)
2012  行近壯之助展 (上野の森美術館ギャラリー)
    行近壯之助展 - 引力 - (羽黒洞木村東介)
    ART colours Vol.4 「汐留晩燦会」展(PARK HOTEL TOKYO)
2013  ベストセレクション美術2013 (東京都美術館)
2015  日春展日春賞受賞